訴状の訂正方法を書式見本付きで具体的に解説します。

裁判所から、「訴状の補正をお願いします」という連絡があったんだけど、どういうこと?何をすればいいの?

りか

訴状の記載に間違いなどがあったので、直してくださいという意味です。
ますは落ち着いて、どこをどう直すよう言われたのかをしっかりメモして弁護士に報告しましょう。

裁判所に訴状を提出した後、訴状に誤記などがあった場合、書記官からその部分の補正指示について電話連絡があります。

単なる誤記(タイプミスや住所の表記が間違っていたなど)の場合もあれば、請求の趣旨や訴額などについて疑問を持たれている場合もあります。

どのように訂正していけばいいのか、具体的に詳しく解説していきます。

目次

訂正方法は主に3とおり

訴状を訂正するには、大きく分けて3つの方法があります。

  •  訂正印で訂正する方法
  •  訴状そのものをそっくり差し替える方法
  •  訴状訂正申立書を提出する方法  

それでは、次項から順番に具体的なやりかたを見ていきましょう。

訂正印で訂正する方法

1番簡単な方法です。

単純なタイプミスや変換ミスなどの訂正箇所が少ない場合に適しています。

裁判所で書記官の指示に従って訂正しましょう。

りか

弁護士の職印を忘れずに持参しましょう

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訴状そのものをそっくり差し替える方法

訂正箇所が多い場合は、訂正した訴状を改めて提出します。

提出する部数は、「 裁判所用1部+被告の数 」です。

裁判所に持参もしくは郵送しましょう。裁判所から被告に送達されます。

りか

弁護士に訴状を修正してもらうことになりますので、どこをどのように直すのか書記官にしっかり確認をして、正確に弁護士に伝えましょう

この「そっくり差し替え」方法は、裁判所が訴状に印紙を貼付してしまったあとでは使えません。その場合は次項の「訴状訂正申立書を提出」する方法で訂正することになります。

訴状訂正申立書を提出する方法

これまで見てきた方法では訂正ができない場合もありますが、

この「訴状訂正申立書を提出する方法」はどんな場合でも使うことができます。

提出する部数は、「 裁判所用1部+被告の数 」です。

裁判所に持参もしくは郵送しましょう。裁判所から被告に送達されます。

訴状訂正申立書に訂正内容を記載する方法

訂正箇所が比較的少ない場合は、訂正申立書にその内容を記載します。

訴状訂正申立書

  

訴状訂正申立書に訂正した訴状を添付する方法

訂正箇所が多い場合は、訂正した訴状を添付する方法が最適です。

訴状訂正申立書
  • 画像のとおりの申立書を作成し、修正した訴状を別紙として綴じ込みます。
  • 訴状全部ではなく、修正が必要な特定のページのみを添付するだけでも足ります。その場合、訂正申立書の「別紙のとおり訴状を訂正します」の部分を、「別紙のとおり訴状○頁を訂正します」とします。
  • 申立書の下部にページ数を入れます。申立書が1ページ、訴状が2ページ~になります。

弁護士に訴状を修正してもらうことになるのよね!

りか

そのとおり!どこをどのように直すのか書記官にしっかり確認をしましょう。なお、綴じ込んだ訴状には押印しません

おわりに

以上、訴状の訂正方法について解説しました。

訴状を訂正する機会はよくあります。慌てずに、書記官からの指摘箇所をしっかり確認しましょう。

りか

今日も笑顔でがんばりましょう!

      

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